会社ブログ 建て替えとリフォームどちらが良い?
2023年01月24日更新
岐阜市・関市・大垣市のリノベーション&全面リフォーム専門店 森住建 リノベLABOの久野です。
いつも弊社ホームページ・ブログを見ていただき、誠にありがとうございます!
新年に入り、早半月が経ちましたが皆様いかがお過ごしでしょうか?
インフルエンザにコロナ感染リスクの上昇と心配な日が続きますが、今年に入ってからも新築やリノベーション・リフォームを考えているお客様からのお問い合わせを数多くいただけて非常に嬉しく思います。
心から感謝申し上げます。
昨年は、ウッドショックの影響で住宅資材の高騰から新築・リフォーム共にお客様の購入金額が大きく値上げという形になりました。
そんな中で新築を考えていたお客様が、新築だけではなくリノベーションやリフォームも計画の視野に入れられるお客様が非常に増えた一年だったのではないかと感じます。
そこで今回は、皆様から良くお問い合わせ・相談いただく事の多い
『建替えとリフォームどちらが良いの?』
というテーマで、私なりの経験と知識から皆様にお伝えしていきます!
ただ先に結論を申しますと、一概にどちらが良いのか?の判断は出来ません。
お客様によって条件はそれぞれ違います。
では、どんな条件を考えていけば良いのでしょうか?
見ていきましょう!
1. 築年数を判断材料にする
築年数で何が変わるの?と思われるかもしれません。
単純に言うと築年数が古いと、それだけリフォーム・リノベーションをする時にお金がかかるという事です。
車や家電に例えてみます。
そんなに古くなければ一部分の部品交換やちょっとした修理で直りますが、かなり古いものになると部品がそもそも生産されていなかったり、直せたとしても高度な技術を持っている修理屋さんや職人さんしか直せなかったりしますよね。
住宅も同じです。
築年数が古すぎると耐震性や断熱性などが今の基準より著しく低く、今の基準にしようとするとそれなりにコストがかかります。
コストの面で考えると「建替え」の方が有利になるケースが多々あります。
逆に言うと、築年数が浅い場合やお家の状態によっては、コストの面でリフォーム・リノベーションの方が有利になるケースもあります。
ただ、築年数が古いからと言って必ずしも建て替えの方が良いとは限らないので、リフォーム会社様としっかり検討してみてください。
2. 建て替えとリフォームリノベーションのメリット・デメリットを知る
最近は、インターネット・SNSの普及でいろいろな事がすぐに簡単に調べる事が出来ます。
建て替えのいい点・悪い点とリフォーム・リノベーションのいい点・悪い点をしっかりと理解することで、どちらが自分たちには向いているのか?の参考になります。
それでは両者のメリット・デメリットを見ていきましょう。
◎建て替え
【メリット】
■間取りを一から好きなように自由に出来る
■当然ながらすべてが新品(メンテナンスの目安が立てやすい)
■次の世代に受け継ぐ場合、その方の住宅に関わる負担が少ない
■どこの会社で建てても保証が10年間付いている(瑕疵担保責任)
■地盤面に問題があっても、地盤補強が可能
■建替え・新築でしか受けられない控除や補助金を受ける事が出来る
【デメリット】
■新築と同じなので手続きや諸費用がかかる(各種税金・登記費用等)
■法律上今までの家より小さく建てなくてはいけなくなったり、再建築が出来なくなることもある
■今の建物を一度全て壊さないといけない為、資源的にも費用面でも無駄・負担が多い
■100%引っ越しが必要になるため、引っ越し費用や仮住まいの家賃等がかかる
■リフォーム・リノベーションに比べると打ち合わせや工事期間が長い
■家族の思い出や愛着がある場所や部材を残すことが出来ない
◎リフォーム・リノベーション
【メリット】
■まずもって基本的に建て替えよりも安く出来る
■使えるところを残すので材料費等ムダが抑えられる
■建て替え時、法規的に起こる「いまの家よりも小さくしなくてはいけない」や地域や場所によりそもそも「建て替えが出来ない」などの制限を受けづらい
■家本体にかかる以外の費用が少なくて済む(各種税金・登記費用等)
■工事によっては住みながらの工事が可能
■家族の思い出や愛着がある場所や部材を残すことが出来る
■お客様のニーズや予算に合わせた箇所を部分的に工事が出来る
■リフォーム・リノベーションでしか受けられない控除や補助金を受ける事が出来る
【デメリット】
■構造体・柱の位置などによっては理想の間取りを作るに当たり制限がかかると可能性がある
■築年数が古い場合、大規模な耐震工事や断熱工事・間取り変更などをすると建て替えより費用が高くなる事もある
■構造や残す部分があるので、一般的には建て替えよりも家の寿命が短くなる
■地盤の補強工事が極めて不可能に近いので、地盤が弱い場合の改善が出来ない
■建て替えの保証10年に比べると、依頼する会社によって保証制度がバラバラ(決まりが無いため)
3. まとめ
上記の事から建て替えとリフォーム・リノベーションのどちらか迷ったら…
建て替えを選択する要件
・耐震・断熱などの問題に対しリフォームでは難しいと判断した場合
・築年数が古すぎるために建て替えとリフォーム・リノベ―ションで工事費の比較をしたときにそんなに大きな違いが出ない場合
・十分な資金がある、もしくは住宅ローンを返済出来るだけの収入がある
リフォーム・リノベーションを選択する要件
・築年数がそんなに古くなくて、建て替えに比べると予算を低く出来る場合
・現在の家に愛着や思い出があり、建物を解体せずに部分的に利用したい
・自分の代だけしか使わないので建て替えるまでは必要ない
・税金や登記費用などの建物に関わる費用を抑えたい
・建て替え・新築並みの性能は求めていない
上記を踏まえて、どちらの方が自分たちに合っているのかをしっかりと見定める必要があります。
まずは私たちのような建築のプロに一度聞いてみてはいかがでしょうか?
話をすることによって、改めて方向性が見えてくることもあるかもしれませんね。
お客様の想いをしっかり汲み取って色々なアドバイスをさせていただきますので、ぜひご相談ください!
大垣市のリノベーション&リフォームのことならリノベLABOへ
https://www.renovation.gr.jp/works/works_area/ogaki/
最後までお読みいただきありがとうございました。
岐阜市・関市・大垣市のリノベーション専門店「リノベLABO」。
“100人いたら100通りの幸せが育つ家づくり”をコンセプトに、耐震×断熱×収納2倍のリノベーションを手掛けています。
間取りの自由変更・実家二世帯化・増築/減築・バリアフリーリフォームなども承っております。